こんにちは、酔八仙スタッフの玉置亮達です。

今日は武学体術で重要になる「むすび」についてです。

僕は羅針盤というバンドが好きなのですが、そのバンドの曲に「むすび」という曲があります。
その曲の歌詞が深いので、武学体術とリンクさせてイメージを膨らませてみたいと思います。

では、まずは羅針盤の「むすび」の歌詞をご覧ください。

そこには何もない 色褪せることもない

ただひとつのもの描いて

紛れることもなく 交わることもない

ひと粒の雨も乾いて

与えられたものが溢れ

まるで水の枯れた湖のように

自分の中には 何もないことが

今ではこんなに安らぐ

奪うこともなく 分けることもない

ただひとつのもの 目指して

的をはずれ 落ちる言葉

どれもうまく折れた紙飛行機

ほかのなにものでもない ひとりあなただけのもの

それをただ壊して

離ればなれになっていた 君がひとつになっていく

それをただ見つめて

道をはずれた者が 道を照らしていく

ほかのなにものでもない ひとりあなただけのもの

それをまた信じて

答えられなくなってから 急に問いかける声が

それをただ聞いてる

何をするのも ひとりだけの夢

この世で一番 汚れたものには 美しい手がある

その手に結んだ 永遠のなにかは ひろがりを持ってる

例えるものなど なにもないから 素直にはなれない

頭の中には 小さな家をたてて ひからびた花を飾って

いらないものだけ たくさん集めて 出口を塞いでる

あかりが灯れば 見えなくなるもの そんなものを見ている

いつか何かに なれた時には

きれいに忘れてる

羅針盤 – むすび

最初はちょっと良くわからないという印象があるかもしれません。
自分もそうだったからです。

ですが、
聴けば聴くほど深みと温もりを感じる歌詞で、武学体術の「むすび」と通じるところがあります。

特にこの一節・・・

「道をはずれた者が 道を照らしていく

ほかのなにものでもない ひとりあなただけのもの

それをまた信じて

答えられなくなってから 急に問いかける声が

それをただ聞いてる」

普通じゃない道を歩んできた自分に「許し」というメッセージをくれているかのようです。

そして、
武学体術における稽古における「氣付き」は
ほかのなにものでもない、ひとり自分だけのものです。

そういった意味でのリンクが深く氣付きをくれます。

そしてこの曲の一番好きな歌詞・・・・

「この世で一番 汚れたものには 美しい手がある

その手に結んだ 永遠のなにかは ひろがりを持ってる」

このフレーズで何度涙したことか。

結局すべてはひとつなのだなと。
そしてそれらを思い出す感覚が「むすび」なんだなと感じます。

武学体術において、
禮法によってゼロを体現すると即座に「むずび」が起こります。

すべては1つであり、1つがすべてである。
わたしはあなたであり、あなたはわたしである。

そんな「むすび」の感覚を世の中にどんどん広げていけるように、自分も禮法でゼロ化してその波動を全宇宙に波及していきたいと思います。