今日は武学的な稽古法を1つご紹介します。

それが相手のエネルギーで自分を整える方法です。

武学には接触回避や排打功など、相手からのエネルギーを自分の中でコントロールしていく稽古方法がたくさんあります。

そんな稽古方法に通じていえるのが、相手のエネルギーを「活用する」ということです。

ただ、多くの人はエネルギーを捉える上で大前提から大きなズレが生じてしまっています。

それが

「エネルギーにはプラスのエネルギーとマイナスのエネルギーがある。」

という思い込みです。

もちろんそういった側面があるのも事実ですが、逆にエネルギーというものにはプラスもマイナスもないというのも真実です。

そんなエネルギーに「正(プラス)」や「負(マイナス)」の符号をくっつけているのは他ならない人間の「思考」です。

つまり、人間の意味づけによってエネルギーにプラスやマイナスというラベルが貼られているわけです。

武学ではこういった思い込みや意味づけはいったん置いておいて、相手からのエネルギーをすべて同等に扱います。

つまり、相手から入ってくるエネルギーがプラスだろうがマイナスだろうが、自分や自分の人生、自分の世界をより良くするために活用するということです。

仮に、相手か負のエネルギーと思われる、ネガティブエネルギーが過剰に入ってきても、そのエネルギーを使って自分の人生をより良くしていくのが武人です。

この結果、ネガティブエネルギーを送った人は悪者にされるどころか、むしろ感謝されるかもしれません。

このように「相手を悪者にしない」というのも武学の面白さの1つです。

今日お伝えしたのは秘伝です。相手のエネルギーを使って自分を整えていくという方法を使って、より人生を面白くしていく人が増えたら嬉しいです!