武術はその稽古法が秘伝とされています。

その理由は稽古量に秘密があります。

今回は稽古量と時間の密度について深堀していきます。

稽古量が圧倒的に違う

一般的な武道や格闘技などの稽古と比較して武術の稽古はその時間あたりの稽古量が圧倒的に違います。

武道や格闘技で1稽古する間に10や100ぐらいの稽古を積み重ねていくイメージです。

この圧倒的な稽古量の差が、体得スピードの早さにつながります。

同志との大切な稽古の時間を有意義なものにするために、正しい稽古法を実践することが大切になるわけですが、そもそも稽古法が秘伝なので、素晴らしい師匠に出逢えるかどうかが極めて重要になります。

その点、レノンリー老師はその秘伝となる稽古法を垂れ流してくれていて、誰でも稽古ができるように公開してくれています。

本当にありがたい限りだなと思いますし、ちゃんと稽古しないと師匠に申し訳ないなとも思います。

時間の密度を上げる

時間あたりの稽古量を増やすという観点で言えば、自分の人生において日常が稽古の本番だというレノンリー老師の言葉が耳に残ります。

それは日常の時間あたりの稽古の意識をどれぐらいの濃さで体現できるのかと言い換えられます。

日常で稽古の意識が薄くなるのであれば、それは時間の密度が薄くなっていると言えますから、武術を志すものとしてマインドセットができていません。

明日死んでも後悔のないように全力を尽くす。

そのためには時間の密度を濃くしていくのは、非常に重要な課題であり、1秒でも早く体得して日常に生かせるように功夫を積んでいく意識が、最低限のマインドセットなのではないかと感じています。

圧倒的な稽古量をこなし、世界をより良くするために活用する。

お互い引き続き稽古していきましょう。