組織に属している人ならなんとく理解できるかもしれませんが、歴が長くなるとどんどん必要になるスキルが変わってくるのを感じることがあるかもしれません。

このように、組織においては段階的に必要になるスキルが変わります。

組織で段階的に必要になる3つのスキル

入社した手の若手の社員はまず1つ目のテクニカルスキルを身につけます。

実務に携わる上で身に付けなければ現場で力が発揮できません。

例えば、運送業だったら運転スキルがなければ車の運転ができないので、全く戦力になりません。このようにまず1つ目はテクニカルスキルを身につけます。

そして、徐々に経験を積んでいくと後輩が入ってきて、指導することも大きくなり指導スキルを身につけていくことになります。

それが二番目のマネジメントスキルにつながってきます。

大きな組織になると人数が多くなるため、必ず中間に管理職を置きます。その時に必要になるのがマネジメントスキルです。

そして、大企業のトップになると、さらに上のスキルを磨くようになります。

それが三番目のヒューマンスキルです。人間としての魅力を磨くような感じです。

このように組織において必要になるスキルはどんどん変わっていきます。

ヒューマンスキルを磨きトップのあり方を体現する

武学は指導者の学びです。

特に、国家のトップのレベルの視点で物事を見て行動していくことがベースにあります。

つまり、常にヒューマンスキルを磨いていくことが必須となります。それは対人稽古によって行います。

目の前の相手を通して相対力学で、今の自分を見つめながらより良い自分を創造していく。

それは必ず対人でないとずれていきます。

そうやって人は人によって磨かれていく。それを物理的な接触を伴い稽古する武学はヒューマンスキルを磨くための最高のツールかもしれません。