時間と空間。

それはまさに宇宙という意味であり、時間と空間のコントロールは宇宙のコントロールということになる。

武術の稽古ではこの時間と空間のコントロールを修練していきます。

時間と空間のコントロール

時間とは人間が創り出した概念です。

正確には今以外になく、過去だと思っているのはそれは人間の創り出した幻想です。

未来だと思っているものも人間が創り出す幻想であり、そういった思考をコントロールすることも稽古ではやります。

そして

あらゆる空間のコントロールも行います。

空間にゼロを伝播させたり、自分の意識を空間全てに満たしたり。

自分という存在の輪郭を感じながら、溶けていくその輪郭の先に全てとのつながりを思い出すことで初めて時間と空間のコントロールの基本セッティングができます。

わたしは全てであり、全てがわたしである。

その感覚がリアルになり、100%に近づいていくと時間と空間はコントロールできるようになります。

マトリックスの世界観

映画マトリックスでは、主人公のネオの「覚醒」がテーマとして描かれています。

最終的にネオが辿り着くのがまさに超悟りの状態であり、

悟りに段階があるとすれば、最高レベルで覚醒した状態ではないかと感じます。

自分が思い描く全てが実体化していく感覚。

まさに創造主としての覚醒。

意識のコントロールを稽古することで時間と空間をコントロールするネオと同様の覚醒が期待できるかもしれません。

この世界は意識がつくり出すのだから。