目の前に実体化されたもの、それはすなわち自分の内面を投影する鏡。

目の前に汚くて、争いに塗れた世界が見えるなら、それはその人の内面。

目の前に美しく、調和の取れた世界が見えるなら、それはその人の内面。

あり方を磨くことを探究するためのヒントになるかもしれません。

徹底的に外観せよ

目の前に投影される世界は、あなたの内面を反映しています。

曇りがかった、争いの絶えない世界が見えているなら、あなたの内側に靄がかかり争いがあるのです。

「こうあるべき」「なぜ、このようにやらないのか」「それは違う」そう言った正義感や正しさを手放さない限り、世界から争いがなくなることはありません。

なので、徹底的に外観します。

目の前に映る世界には自分の内面が投影されるのですから、目の前に美しく調和のとれた世界がみたいなら、徹底的に自分の内面をクリーンにして目の前を見る。

目の前に美しい世界が見えるなら、それはあなたの内面が美しいことの証明です。

外観によってあり方を磨く

例えば、人間関係でトラブルを抱える人の多くが、自身に大きな問題があることに氣付かずに、外に原因を求める結果、いつまでも人間関係で困り続けることになります。

一度、しっかりと内面を見つめ直す必要があるかもしれません。

その時に、内側に意識を向けるのではなく、自分の外を観て、その実体化された世界から自分を知ることです。

他人は変えられませんから、外に生み出される世界を変えたくば自分を変えるしかありません。

そう言った全ての原因は自分にあるという生き様、あり方こそが武人のあり方です。

誰のせいにもしない、全てが自分で創り出すあり方。磨いていきたいものです。