突然ですが、あなたは自分の肉体と意識、それが自分自身であるという認識があるのではないでしょうか?

肉体という器によって、他者との分離が起こりやすく、それは良い意味でも悪い意味でも自分の人生に影響を与えています。

しかし、実はそれが真実かどうかは怪しいところです。

わたしは全宇宙である

武学体術の稽古では「ムスビ」の稽古というのをやります。

禮法によってミソギが起こると自動的にムスビも起こります。

ムスビとは相手も自分も自分であるという意識状態の時に起こります。

逆にいえば、あなたはあなた、わたしはわたしという分離の意識状態では決してムスビは起こりません。

だからこそ、ミソギによって自身をニュートラルに戻すことで分離意識がなくなるため、ムスビが起こるのです。

それは言語で言えば「わたしは全宇宙であり、全宇宙はわたしである」という感覚。

そのことに疑いの余地のない強い信念があれば、ムスビは勝手に起こります。相手の手が自分の手にくっついて離れないという不思議な体験をするでしょう。

分離と統合をコントロールする

相手と自分は違う存在である。

それは良くも悪くもあります。

コントロールできることが重要です。

あなたはあなた、わたしはわたしである。その信念が強くなれば相手との分離を体現できます。

自分は自分であるという意識状態が強い方がうまくいくならばその方が良いでしょうし、あなたはわたし、わたしはあなたですという意識状態でムスビが起きた状態がベターならその方が良いでしょう。

要するに、使い分けること、コントロールできることが重要です。

ムスビと分離をコントロールして、使うことで人生や世界をより良くすること。それが重要です。