酔八仙之術の達人レノンリー老師はことあるごとに「自然が最強」だと言います。

それは手の形も同じです。

自然の手がいかに凄いのか深掘りしてみましょう。

自然の手の形「解放手」

自然の手の形。

何もしない手である解放手は何もとらわれてない自然の形です。

人によって差はあれど、力みも執着もエゴもない、自然の手。

力が入っていないから、この手の形で相手をコントロールするのは無理なのではないかと思いがちですが、あら不思議。

相手に押さえてもらっても簡単に動けてしまいます。

逆に、手に力みが入ると相手はその力みを使って押さえやすくなるのです。

そんな自然の手である解放手ですが、両手を合わせると未敷蓮華合掌(みふれんげがっしょう)という手の形になります。

洗脳されない手

自然の手の形は実はすごく便利で、洗脳から解放してくれる手でもあるのです。

言うなれば洗脳されない手であり、自分が自分のままでいられる手とも言えます。

宗教などの合掌では手をピシッと伸ばしてくっつける形のものが多く見受けられますが、これは逆に洗脳されやすい手ではないかと言います。

要するに教祖の言うことが入りやすい手の形なので、信者をコントロールしやすくなる側面があります。

それが信者の内なるものが望むような教えであれば良いかもしれませんが、内なるものが望まないような教えだったら・・・

物事に良い悪いの意味づけはないので、ニュートラルにこの事実を活用していきたいですね。

自然が最強。

手の形はもちろん、自身のあり方も自然が最強ですね。