師匠を超える。
人によっては「そんなこと言ったらダメでは?」と感じたりするでしょう。
しかし武術の世界ではそれが当たり前であり、むしろ自分を超えようとしない人に教えることはないと言われていたりします。
今回は、師匠を超えるということについて深堀していきます。
師匠を超えるということ
武術の世界では、師匠からエネルギーを伝えてもらうことで身体の感覚を拓き、ゼロの状態に近づいていく稽古をします。
そしてある程度、稽古量が増えてくると、日常が全て稽古である実感を伴い、24時間365日が稽古となります。
まずこの意識になることで師匠を超える前提が整います。
師匠を超えていくぞという覚悟と実践をもって取り組むことで、ようやく師匠を超えられる可能性が0から1になります。
しかし、ここで問題が発生します。
師匠を超えようと日々稽古していると、師匠の成長に驚かされるということです。
師匠を越えようにも、師匠がさらに加速的に上手くなっていくという現象。
そんな師匠を超えるにはさらに稽古を積み重ねなければと思わされ、さらに加速的に成長を遂げるのです。
そう言った師弟関係が循環しているので、達人はさらに達人になるという現象が起こるのかもしれません。
師匠を超えるための再創造
こと武術の世界において、師匠を超えることはほぼ不可能なことかもしれません。
しかし、師匠と比較して同じ土俵で戦うのではなく、違う土俵に移ったときに世界が変わります。
全ての人にはその人だけの才能や能力があり、その才能が最大限花開く土俵において、武術の学びを再構築して再創造すること。
そうすることで、師匠を超えることができるようになります。
自分にしか出来ないことで世界をより面白くする。
そうやって世界を再創造して、世界をより面白くしていく同志こそが酔八仙之術のメンバーなのです。
そうやって各自の持てる才能をフルに開花させて世界に再創造をかけ続ける変態たちが集まる酔八仙之術。
やっぱり面白いです!