本物、偽物。

その真偽が重要視されるケースが多いですが、よくよく考えてみると本物や偽物ってどう言った事なのか。

本物や偽物について、少し深堀していきます。

本物と偽物

本物と偽物。

特に、ブランド物ではそういった価値観が常識としてあって、本物を似せて作ったものを偽物と表現したりします。

作った側や、それらの情報を外側から見ている人にとっては、偽物は偽物であり、本物は本物であると思うと思います。

しかし、受け取った当人からすると、そのものが本物であるか、偽物であるかは本人の意識が「そうだ」と思っているかどうかしかないのです、

つまり、本人が「本物だ」と思っていれば本物であり、「偽物だ」と思えば偽物になるのです。

つまり本人が本物だと思っている以上、その本人からすると本物なのです。

これが観自在、世界は観たいように観えるということ。

世界は意識が創る

この「本物と偽物」の逸話からわかることは、自分の世界は自分が創っているということ。

本物だと思って接すれば本物になる。

武術の師匠を選ぶときにも、その師匠が本物かどうかを見極めることは至難の業であり、無理です。

別の視点から見れば、自分が「本物だ」と思って接することで、本物となるということです。

世界は自分の意識が創り出す幻想です。

そのことを理解するために非常に重要かつわかりやすい事例なので、今一度確認して、日常の稽古に生かしてください。