今の日本を見渡したときに、まともな大人が多いとは決して言えないような現状を目の当たりにする人も少なくないのではないでしょうか?
師匠であるレノンリー老師もその点を嘆いていて、その問題の根本は教育にあるのではないかと思われていたようです。
そしてこのような現状になってしまったのは、教育基本法に問題があるかもしれないと考えて色々と調べたそうです。
そしてその結論とは・・・
教育基本法は悪法なのか?
まともな大人が育たない原因は教育基本法にあるのではないか。
その仮説から色々と調べた師匠レノンリー老師。
そして出た結論は、教育基本法はなんて素晴らしい法律なのか。
ということ。
しかし、現状としてその法律がうまく機能していない現状があり、結果として教育が崩壊しているような現状。
それは本来の目的が曖昧になり、方向性がズレてしまっているから。
そんな問題点をこのまま放置して良いものか。
日本の未来がかかっている。
教育の目的とは
教育基本法の前文に教育基本法制定の目的が明示されています
我々日本国民は、たゆまぬ努力によって築いてきた民主的で文化的な国家を更に発展させるとともに、世界の平和と人類の福祉の向上に貢献することを願うものである。
我々は、この理想を実現するため、個人の尊厳を重んじ、真理と正義を希求し、公共の精神を尊び、豊かな人間性と創造性を備えた人間の育成を期するとともに、伝統を継承し、新しい文化の創造を目指す教育を推進する。
ここに、我々は、日本国憲法の精神にのっとり、我が国の未来を切り拓く教育の基本を確立し、その振興を図るため、この法律を制定する。
もはや、日本のみならず世界のことを視野に入れた法律です。
この法律に基けば「自分だけが〜」というような大人は育たないでしょう。
しかし・・・
そして、第一条には教育そのものの目的が明示されています。
(教育の目的)
第一条 教育は、人格の完成を目指し、平和で民主的な国家及び社会の形成者として必要な資質を備えた心身ともに健康な国民の育成を期して行われなければならない。
このように、教育の目的はまず人格の完成を目指していること、
そして平和を体現する資質を備えた心身ともに健康な国民の育成を期すること。
これが教育の目的です。
決して、国語や算数ができるようになるためとは書かれていません。
まずは自分が親として子供に接するときには、まずこの法律を念頭に教育していくことを意識します。