例えば、武術だけではなく、ビジネスをするにせよ、テスト勉強をするにせよ、「独学」でやろうとする人は少なくありません。

かつて、自分もそうでしたが、1人で学び、1人で実行することがかっこいいとすら思っていました。

しかし、独学には大きな落とし穴があります。

独学で学習するのは危険？

独学で何かを学ぶという状況を考えた時に、その学習の対象物に対して、自分のフィルターがかかってしまっているという点を忘れてはいけません。

それはまさに盲点になりやすく、いつの間にか自分の範疇で物事を理解して、解釈して取り組んでしまっているかもしれません。

そうなると、大きく道から逸れて、本来辿り着くはずだった未来から見当違いの未来に辿り着くかもしれません。

そうなってから後悔しても遅いです。

ですので、まずは本当にそのやり方をしていれば目的地に辿り着けるのか、冷静に評価しないといけません。

しかし、独学では自分のフィルターという盲点があるため、そこに氣付きづらく、何年も間違ったやり方を続けてしまうという危険性があります。

独学しても大丈夫なケース

どんな場合も独学がダメだと言っているわけではありません。

中には類稀なるセンスで、独学だけで他者を圧倒してしまう天才も存在します。

しかし、そんな天才でない人は十分氣をつけて独学に取り組むことをおすすめします。

独学しても大丈夫なケースとして、もっとも信頼性が高いのが、一度結果を出している師匠や先輩などからやり方を聞き、自分にとって結果が出やすい方法を学んだ後に、そのやり方を独学する方法です。

つまりは、信頼のおけるフィルターを通して、その結果として抽出できた方法だけを実践していくという方法です。

このやり方が、大きなズレを産むことなく結果を出すための数少ない独学の方法ではないかと思います。

ぜひ、日常に取り入れてみてください。