いわゆる武術で言うところの勁力は日本で言う「氣」と近しいところがあります。

日本で「氣」というと、天氣、元氣、病氣、空氣、蒸氣などさまざまな言葉に使われていて一般的です。

しかし、その反面で目に見えないため、言葉としてその定義が曖昧だったり、人に伝達するときに正確性がなかったりするリスクがあります。

ですので、武術ではあまり「氣」と言う言葉を使わなかったりします。

フォースと氣の違い

いわゆる勁力はフォースと表現され、スターウォーズでいうフォースの覚醒がうちなる勁力の覚醒を意味します。

それはおそらくは氣と似たような表現ではあるものの、氣と違って明確に定義づけができて、相手に作用させることでそのエネルギーを具体的に相手に伝達することができます。

そして伝達された相手も、そのエネルギーを具体的に再現することができるようになるのもフォースの特徴です。

いわゆる氣とフォースの違いは実は不明瞭です。それは氣の定義づけが曖昧だからです。

ある人にとっては氣とフォースが同じ意味を指していることも考えられます。

特にフォースは内側で生み出された勁力のことであり、その透明な力は意識の地図によってエネルギーの経路が決まり外に出すことができます。

怪しい氣

目に見えないことは再現性や普遍性に欠けることが多く、ごくまれによからぬ意図を持ってその現象を使う人がいるため、怪しまれてしまいます。

特に、氣もその類で、怪しい霊媒師や氣功使いが悪意を持って取り扱うことで、高額な商品を販売するために使ったり、より一層怪しさを強めていくことにつながっています。

もちろん、世界をより良くしていくために「氣」を取り扱う人もいるでしょうが、目に見えない以上、一定の怪しさが残るのは無理もありません。

ですので、目に見えないものを目に見えない形で扱うことは、武術を志すものとして避けておくほうが無難です。

目に見えないものは、必ず目に見えるこの身体を通して実体化したり、検証することによって「目に見える形」として取り扱うことでその怪しさを一定量にコントロールすることができるのです。