少し前にシックスセンスという映画が流行りました。

これは第六感をテーマにした映画ですが!今は巷で第七感という話が出ていたりします。

このようにどんどん感覚を増やしていくのは、第ゼロ感覚ができる人がやるべきものである、とレノンリー老師は言います。

第ゼロ感覚

武学ではまず最初に七要を習い、禮法を習得します。

自分自身をゼロに戻すゼロ化を稽古していきます。

自分をゼロポイントフィールドに戻すことがスキルとして身に付いたらものすごいことになります。

それはすなわち悟りを意味しますから、いつでも悟りに戻れるということです。

これを身体で体現するのが武学の稽古であり、稽古システムなのです。

このシステムを使い、自身のゼロ化を「0.1」から「0.01」に深め、さらに「0.0001」「0.000001」と深めていくのがゼロ化の稽古です。

そしてこのあるようでない、ないようである悟りの感覚を掴んでいくことで色々な感覚の扉が開いていきます。

美しいものはより美しく感じられる世界

第ゼロ感覚が開いていくと、世界がより美しく感じられるようになるとレノンリー老師は言います。

わたし達が感じている感覚はまだまだ一部でしかないのかもしれません。

それは全てであると錯覚している。

わたしが全てであり全てがわたしであるならば、全てを感じることができるようになる、と。

それは本当に美しいゼロの世界。

道端に咲いている小さな花でさえ、目に見えないような小さな虫にさえ、生きるエネルギーを感じ、そこに優劣のない圧倒的な生命力を感じる。そんなゼロの深淵なる世界の扉を開くきっかけが武学の稽古システムにあるのかもしれません。