武術の稽古では、何でもやります。

時にボクシングの稽古も取り入れて、格闘技さながらの稽古もします。

今回はボクシングの8つの基礎動作から身体のエネルギーコントロールについて深堀りしていきます。

ボクシング8つの基礎動作

基本的なボクシングの動きを身につけることで、身体の正確なコントロール法を磨きます。

1 パリーイン:パリングしてインサイドに回り込みます。

2 パリーアウト:パリングしてアウトサイドに出ます。

3 ヘッドスリップイン:頭でかわしてインサイドに回り込みます。

4 ヘッドスリップアウト:頭でかわしてアウトサイドに出ます。

5 エルボーガードイン:肘でかわしてインサイドに入ります。

6 エルボーガードアウト:肘でかわしてアウトサイドに出ます。

7 スウェイバック:パンチに合わせて身体を後に下げます

8 ショルダーストップ:パンチを打つ瞬間に相手の肩を止めます。

特に重要なのは、相手の拳を見ないこと。相手の全体のエネルギーを観て動くことです。

全体のエネルギーを観て動く

ボクシングの試合など観ていると、相手のパンチが当たらない選手がいたりします。

それは拳を見てないから出来る動きです。

拳を見たら、人間の動体視力の限界がありますので、どうしてもパンチを避けきれません。

逆に、相手の動き出す時の「意思」のような脳内の動きを観ることができれば、相手のパンチを正確にかわすことができます。

そのためには相手の全体のエネルギーに意識のフォーカスを合わせておくことが重要です。

そうすることで、身体が正確に動くようになります。

それは、相手への攻撃心があるとなかなか難しくなるので、そういった攻撃心を禊いで、ニュートラルで自然体に戻すことで相手の全体エネルギーにアクセスすることができるようになります。