酔八仙之術の中でも、最も格闘技っぽい稽古と言っても良いでしょう。

韓湘子(ハンソンチー)の迎撃体術。

相手の攻撃を迎撃する方法について深堀していきます。

韓湘子の迎撃体術

迎撃については何度か記事にしてますが、相手の呼吸を感じることが重要になってくるわけです。

だから、相手とまずは呼吸を合わせるための稽古が必要です。

それができるようになったらいよいよ迎撃になるわけです。

自分の身体に危害を加える何かが接近してきた時に、最も近くにあるものに対して迎撃を加えます。

恐らく、ほとんどの場合が手になるでしょう。ですので、まず基本としてはその手に対してアプローチをかけて行きます。

相手の手に対して、木火土金水の五行の動きで迎撃していきます。

それを身体に練り込んでいき、相手の攻撃に対して正確に迎撃を加える。それが迎撃体術の韓湘子の稽古法です。

迎撃を応用する

恐らく、ほとんどの人にとって日常生活において物理的に相手に迎撃を加える機会はないでしょう。

ですので、いかにその概念や体感を日常に応用するか、が重要になります。

迎撃の稽古の基本でもある、相手の呼吸と合わせるということが、非常に応用可能な部分ではないかと思います。

特に、韓湘子の稽古では相手との間の「リズム」を重要視します。

相手との間にリズムを創造すると、その主体者であればその裏拍もコントロールできるはずです。

相手と8ビートのリズムを創り出しているのであれば、自身は16ビートのリズムの中にそれを感じること。

その16ビートとは8ビートも包括してますから、コントロールが可能となるわけです。

どのようなリズムを共有するのか、そう言った意識で相手とのエネルギー交流を感じながら、人間関係を構築するとまた面白い氣付きがあるかもしれません。