武学体術は身体で体現することが基本です。
どんなスピリチュアルなことも、実際にその場で証明できなければ説得力は薄くなります。
武学体術はこの世の全てを身体で体現します。
その中でも特に、孫子の兵法という兵術の分野は体術との関係性が深く、身体で体感するのが一番近道です。
孫子の兵法を身体で体現する
孫子の兵法はよくビジネスで使われたり、その重要性が昨今注目されています。
しかし、多くの人がうまく使えずに挫折しているのも事実です。
それもそのはず、そもそも孫子の兵法は体術とセットで伝承されてきたからです。
それを思考で理解するのは至難の業。
つまり、孫子の兵法は身体で理解するのが一番近道であり、一番ズレがないのです。
そのため、レノンリー老師はことあるごとに、孫子の兵法は身体で理解するのが一番とおっしゃいます。
そして、身体で体現できるようになれば、それをビジネスなどに活かすことは簡単であると。
「彼を知り己を知れば百戦危うからず」をやる
孫子の兵法の中でも、最も知名度が高いのが「彼を知り己を知れば百戦危うからず」というフレーズではないでしょうか。
これをビジネスではまずは顧客を知ることから。という意味で略されていることが多いです。
しかし、それを実際にできている人が少ないのは体術での稽古が不足しているため、相手を知ることの本質にたどり着いていない可能性があります。
相手が何を求めているのか、という思考レベルのリサーチでは不十分なのです。
それより遥かに深く、相手の無意識や見えないエネルギーで感じること。それが体術で感じられる本質です。
体術で感じることが、孫子の兵法を正確に体現できるようになるための第一歩であり、そこが飛んでると、大きくずれていく可能性があります。
酔八仙之術ではこういった、体術の稽古をみっちりやりますので、必然的に孫子の兵法の本質が身体で理解できるということになります。