武術のベースになるのが武学です。
学問というとまたちょっと違うのですが、自他不敗の活学として伝えられてきた武学。
こちらでは武学についてレノンリー老師が解説した動画をベースに記事にまとめます。
武学を理解するための基礎知識
2500年前に孫武という人がいました。
人類の歴史の中で、農耕が発達してきたのはここ5000年ぐらいです。
農耕が発達すると「あること」が起こります。
それは都市化です。
タネを巻いたらイネやアワやヒエができて、そこで食糧を調達することができるようになります。
そうなると移動しなくて良くなるので定住生活となります。
そうなると都市化して、人口も増えていきます。
そんな中、たまに来る台風や地震、干魃などの天災で飢餓や飢饉によって食糧がなくなってしまうことがありました。
生きるためにやむなく農具などを持ち、隣町に行って食糧を調達するために脅したり、奪ったりしたのが戦争の始まりです。
なので、狩猟民族は戦争はしませんが、農耕民族は戦争をします。
狩猟民族は圧倒的にコミュニケーションの世界で、周りとの連携によって獲物を狩ります。
逆に農耕民族は、それぞれが田植えする人、ものを作る人、それを売る人など役割分担で成り立っています。
なのでコミュニケーションがそこまで必要なくなりました。
それゆえに1つが崩れると1つが崩れてしまうという脆さもはらんでします。
孫子の兵法
2500年前。
中国では戦争が頻発していました。
あまりに戦争が多く、それを憂う人がいました。
それが孫武です。
そんな孫武が中国の未来を憂いて竹簡という竹に書を記して地面に隠しました。
それが孫子の兵法です。