分離は幻想である。
ならば、なぜ人間は分離感を経験するのか?
それは一体であったことを思い出すためである。
分離を経験する理由とは
闇があれば光がある。
光は闇の存在無くして光を感じることができないように、光の存在なくして闇の存在を感じることはありません。
表があれば裏があり、陰陽の関係はこの世界においては絶対的な真理として存在します。
それでは分離とは何か?
それは一体であるということを思い出すためのもの。
分離と一体は表裏一体。
分離感を感じる時こそ「ひとつ」であることを思い出すときかも知れません。
悲しみは喜びを思い出させてくれる
人生におけるネガティブな事象はすべてその反対側の事象と対に存在しています。
怒りや悲しみは喜びを思い出すために存在しているので、その存在なく喜びだけを感じ続けるのは困難かもしれません。
そういった意味でいえば、喜びは悲しみがあってこそ臨場感たっぷりに味わえるものなのかも知れません。
できれば喜びだけを手に入れたいと思うかもしれませんが、その分離こそが最大の過ち。
すべてをまるっと受け入れて初めて本質にたどり着くのかもしれません。
分離は幻想。
全てはひとつであったことを思い出し、それを体現する。それが天人統合禮法で一番初めにやることでもあるのです。