世界をどう変えていく。

それは非常に重要な命題です。

武学では他人は変えられないもの、だから他人を変えようとしない、というのが大前提としてあります。

まずは自分が禊ぎゼロに戻し整える

世の中の多くの人は、自分の周りの世界、自分の周りの人に不平不満を感じ、あわよくば外を変えようとします。

しかし少し考えれば、自分の周りの世界を変えることはほぼ不可能であることが理解できるはずです。

無理やり力やお金で世界を変えようと試みても、結果として歪みが増大するだけです。

本来あるべき姿である自然の姿からはどんどん遠のいていきます。

そこでやるべきなのは、ただひたすら自分自身を禊ぐこと。ゼロに戻ること、自然に戻ることだけです。

自分にびっしりとこびりついてる思考や、固定観念を取り払っていくこと。正義感や価値観も全部手放していきます。

そう言った真摯な姿がやがて周りに伝わり、世界がよりクリーンに変わっていく可能性の扉が開くのです。

ニュートラルな自分のあり方の波動が伝播する

他人は変えられない。

ただ、自分が変わることで他人が変わっているように感じる可能性はあります。

言い換えれば、自分が変われば世界は確実に変わるということです。

人は観たいように世界を観ます。

つまり、観る主体の意識が変われば、世界は変わって観えるということです。

自分が変われば世界は変わるというのはこういうことです。

ニュートラルな自分の在り方で観える世界はきっとニュートラルで自然な世界なはず。そんなクリーンな在り方で人に接することで、本質的な面で相手もそのニュートラルな波動の影響を受けます。

そうやって少しずつ世界がニュートラルに戻っていくという世界の変え方こそが、武人の在り方かもしれません。