感情は身体に付随する。

それは先日のブログでも書かせてもらいました。

怒った顔をしながら、楽しいことはなかなか想像しづらいですし、にっこり笑ったまま怒りの感情を抱くことも難しいです。

つまり、姿勢や表情など身体の物理的な状態に感情が付随するのが自然であることがわかります。

感情をコントロールすることは稽古できる

多くの人が感情に流されたり、感情によって望まない結果を得てしまったりしています。

例えば、上司に嫌味を言われて怒りを覚え、その感情を引きずったまま家に帰り家族に八つ当たりするとか。

望まない感情は自分でクリアリングできるのが良いですよね。

さて、感情はコントロールできます。

まずは、自分の感情を冷静に認識するところからです。

そして、特定の感情を感じた時の身体の状態を正確に認識します。

それが望むものであればそのまま感情を楽しみます。望まない感情であれば、禮法してゼロ化してニュートラルに戻します。

禮法にはいくつも種類がありますので、その場に応じて使い分けます。

便利なのは観息です。どこでもできます。息意識を向けるだけで身体の緊張がとれていきますのでおすすめです。

自分の志のために感情を使う

そもそも、感情に流されてしまっている人にとって、感情を使うという発想すらないかもしれませんが、感情を使うという感覚が身につくと面白くなります。

例えば、突発的なアクシデントで怒りという感情が湧いたとします。

その時に感情に付随して内部からエネルギーが湧いてきます。エネルギーに正負はありません。

負のエネルギーだと思っている自分がいるだけなのでその意味づけをとっぱらい、純粋なエネルギーとしてそのエネルギーを活用します。

怒りのエネルギーを行動エネルギーに変換させるのです。

昔いじめられていた人が、大人になりいじめの経験をバネに大成したりするのはこの原理です。

そして我々、武学を志すメンバーは志を持っています。その志を成就するために感情をコントロールして使っていく。

そんな感覚を持てると人生はより面白くなっていきますよね!