站椿功(タントウコウ)という武術の稽古法があります。

站椿功によってニュートラルで無駄な力みがなく、心の状態、意識の状態、エネルギーの状態、力の状態をつくり上げることを目指します。

それはまさに元氣という状態です。

それでは元氣とは一体どういった状態なのでしょうか?

元氣とはニュートラル

よく病氣とか元氣という言葉を使いますが、その言葉の意味をまずは確認しておきましょう。

病氣とは氣が病んだ状態という意味です。

一方で、元氣とは元の氣という意味。

元の氣に戻ることを元氣と呼ぶわけですが、では元の氣とはどういった状態でしょうか。

これはいわゆる「ニュートラル」です。

上がっても下がってもない普通の状態。

要するに、ゼロポイントの状態であり、自然体とも言い換えられます。

ニュートラル・普通が最強

より自然体な人の近くにいると、そのニュートラル感は伝わります。

例えば赤ちゃんはそばに居るだけで自然体になる感覚がありますし、自然体な人は居心地が良かったりします。

普通が最強。

例えば、相手に倒された時に、相手のエゴで倒されたらイラッとしたりします。

ですが、その人がニュートラルだったら投げられても倒されてもなんの感情も湧かなかったりします。

これは実体験ですが、相手がニュートラルであればあるほど、相手との差がなくなりムスビが起こり、一体化してしまうんだなと感じます。

まさに普通が最強。