站椿功とは武術の稽古法である訳ですが、技術面での効用にばかり注目されがちです。

もちろん、エネルギーコントロールをする上で非常に重要な部分ではあるのですが、本来はもっと内面のエネルギーコントロールや精神的な部分の効用が大きいものです。

今回は站椿功でたどり着く悟りの境地について記事にまとめてみます。

悟りの状態とは

いわゆる悟りの状態とは

無の境地とか、空とか、中庸とか、ワンネスとか、サムシンググレートとか、太極とか、そう言った「すべて」を感じることができるような状態。

そんな状態を悟りと呼んでいますが、この物質世界で具体的に言えば、心、思考・意識、肉体、技術の差がない状態を悟りと言えるでしょう。

「差」をとるから差取り=悟り。

日本古来から大和言葉と言って響きを大切にしてきた流れがあり、そう言った観点からも興味深いところです。

そして、站椿功を正確に行うことで悟りの状態に入ることができます。

站椿功で悟りの境地にたどり着く

悟りというと、普通の人は辿り着けない、選ばれし者だけがたどり着ける境地だと思われています。

ですが実はこれ誰にでもたどり着ける境地なのです。

悟りの状態は無理だと思うからそうなるのであって、悟れるかもしれないと信じることで悟りは開かれます。

なのでまずは誰しも悟ることができると認識すること。

もっと言えば、武学体術においては悟ってからスタートなので、悟りはゴールじゃないのです。通過点です。

そう言った感覚で取り組むとより確実に悟りの状態に入れるようになるでしょう・

特に、悟りを体現するための最短ルートが天人統合禮法です。

天人統合禮法をしてから站椿功をすると、より正確な悟りの状態を長時間キープできるようになります。