何か自分に都合の良くないことが起こったとき。

「上司が悪い。」

「部下が悪い。」

「会社が悪い。」

「国が悪い。」

「政治が悪い。」

人のせいにすることでサムライスピリットが失われていきます。

サムライスピリットとは

何かが起こったときに、それは自分に責任があると考えられる状態。

それは、ときに非常に難しいことだったりします。

一見自分に関係のないことは、特に他人のせいにしがちです。

ですが、自分以外の責任だと認識してしまうと、その物事が自分でコントロールできなくなります。

逆に、全てが自分に責任があり、自分ごとだとして捉えられると、それらの物事が自分でコントロールできるようになります。

そう言った「主体性」がサムライスピリッとの源泉です。

そして、お金でもなく、権力でもなく、「このためなら死ねる」という志のために行動するあり方。

そんなあり方を体現するのがサムライスピリットです。

サムライスピリットの身につけ方

まず、サムライスピリットを宿すためには言語を変換させます。

例えば、武術の稽古をしているときに、相手からパンチが飛んできました。

その時に「殴られている」と思うと、相手のパンチがより強力に、そしてコントロール不可避の攻撃に感じてしまったりします。

逆に、「殴らせている」と思うと、相手のパンチをあえて繰り出させている意識に変容します。

そのため相手の攻撃がコントロール可能なものだと認識でき、結果、容易にコントロールが可能になります。

これを「主体者意識」と言ったりしますが、この状態がサムライスピリットのマインドセットです。

相手に何かされて嫌だったら自分が変容すれば良い。

そう言った自己向上しようというあり方が、サムライスピリットそのものです。

ですから、まずは言語を使って、主体的な言葉に変容すること。それを習慣化することで、サムライスピリットが身についていきます。