武学を始めたての人は特に陥りやすい落とし穴があります。

それが、講座や体験会、稽古会にきて、そこが本番だと思っていること。

実は違います。

日常が99%の稽古場である

武学では日常を非常に重視します。

まさに、日常が稽古。

なぜなら、仕事や家庭で使えなくては何も影響が起こらないから。

でも、仕事やプライベートに使えたらそれはまさに人生を変え得るツールとなるということです。

そのため、稽古会などは「仕入れ稽古」として重要度はたったの1%として扱われます。

あとはそれを日常に使うために体得するのが36%で、活用が63%と大半を占めています。

そのため全ては日常で使うための学びになるので非常にパワフルです。

日常の動作全てが稽古になる

武学の稽古はまずは七要から入って、あとはそれをキープして立ったら歩いたりしゃがんだり、座ったりします。

いわゆる自律禪法という稽古法ですが、これがまさに秘伝中の秘伝。

動きの中でニュートラルが崩れないようにする。ゼロをキープしてありつづけること。

まさに在り方の稽古なのです。

それを日常全てで行うことで、時々刻々と達人に近づいていく。

自律禪法はまさにそんな稽古法なのです。

歩くこと。

立つこと。

座ること。

この日常の動作が「稽古で在る」という意識を持てたら、どれだけ素晴らしい鍛錬の日々になるでしょうか?

あなたはどの程度の意識で日常稽古に取り組まれていますか?、