胸を張って生きなさい。

そんなことを言われることも多いかもしれません。

実際に胸を張ると何が起こるのでしょうか。海峡の秘密について深堀していきます。

胸を張ることの本当の意味

わたし達は普段の生活の中で「胸がすぼんだり」「開いたり」しているのですが、お氣付きでしょうか?

特に、日によってその違いは顕著だったりします。

胸が閉じると自分のうちに籠るような感覚になります。

逆に胸が開くと自分の心がオープンになるような感覚になります。

そして、それは実際に対人で検証してみると面白いのですが、胸がすぼんでいると相手と「分離」しやすくなり、逆に胸が開いていると相手と「統合」しやすくなります。要するにムスビが起こりやすくなります。

これは誰がやってもそうなるし、自分もそういった体感なので間違い無いでしょう。

つまり胸を張るということは、調和を体現する在り方であると言えるでしょう。

胸を張ることで相手とリンクする

開胸は胸の筋肉の開閉です。

特に、武術において開胸がかなり重要です。

胸がすぼんだり、閉じたりすると、エネルギーが内側にループしてしまい、外に出なくなります。それどころか、相手からのエネルギーをうちに入れやすくなるので、いわば相手にコントロールされやすい状態になってしまいます。

ですから、胸を開くことが重要です。

これを「胸を張る」と表現するのには色々な語弊を招くこともあるので、実際に対人で検証することをお勧めしたいのですが、胸の内側を開き、肩を後ろに引くイメージで開胸の状態が体現しやすくなる感覚があります。

その結果、相手とリンクして相手と調和するあり方が体現できます。

ムスビを起こし相手を感じやすくなります。

ぜひ稽古で実験してみてください。