武術にはいくつもの秘伝があります。

そしてその秘伝はほぼ「稽古システム」にあります。

極意と呼ばれるものには、一瞬でそのエネルギーが開くものもあるという噂は聞きますが、それは選ばれしごく一部の人間にのみ許された機会なのかもしれません。

しかし、レノンリー老師が老師が公開しているこの秘伝の数々は、誰でも稽古すれば100%体現できるようになるという稽古システムです。

つまり、あとは、「やるか」「やらないか」です。

そんな秘伝の稽古システムの中でも、とりわけ体系化され、日常に生かしやすいのが心意六合功(しんいろくごうこう)です。

空の接触が体現できる稽古システム心意六合功

空(くう)の接触。

これは合氣道の達人や武術の達人が瞬時に体現しているゼロの極地である、悟りの状態での接触です。

悟りとは「差取り」であり、相手との分離感がなくなっている状態です。

つまり、相手も自分であるという状態になって初めて体現できる状態。

それは普通、何十年という歳月をかけて修行してたどり着けるような境地だと思われています。

しかし武学体術では、それが、「誰でも稽古すれば100%体現できる」再現性のある科学として体系化され、稽古システムとして作られています。

そしてレノンリー老師が長年かけて体系化した稽古システムの1つが心意六合功です。

心意六合功とは

心意六合功を分かりやすくいうと、6つの項目を高いレベルで体現できると「空」の状態になれるというイメージです。

その6つとは以下です。

息意態動放機

息・・・呼吸のことです。正しく呼吸すればゼロに近づきます。

意・・・意識の使い方です。主体者意識で創造主の意識の使い方が重要です。

態・・・自分の姿勢です。七要・七勢を整えていることが基本になります。

動・・・動作の中に静けさが(動中静有)、静止の中に動きがあること(静中動有)を体現します。

放・・・解放です。思考や身体の力みを解放することでゼロに近づきます。

機・・・タイミングです。最高のタイミングを体現できると0であり、悟りの状態をお互いの関係性において体現できます。

 

この息意態動放機の6つを体現することで空であり、悟りであり、ゼロを体現するのが心意六合功という稽古システムです。

あとは、これらを高い次元で体現できるように、対人での稽古を積み重ねていきます。

天人統合禮法のコミュニティでは、心意六合功の稽古をする酔八仙之術への入り口として、まずは止まった状態でゼロを体現するための禮法(零法)をマスターしていきます。