武学という壮大かつ繊細な、身魂磨きのツール。

そんな武学において最も重要なテーマの1つが、「自他不敗の体現」です。

こちらの記事では自他不敗とその体現方法について詳しく見ていきます。

自他不敗とは

自他不敗とは、「自分も負けないし、相手も負けさせない」ということです。

一見、勝ち負けの世界で生きていると矛盾することのように感じますが、勝たないし、負けもしないと言う状態をキープし続けることで、体現していきます。

それは、知っているとか分かってるレベルではなく、「できている」かどうかが重要です。

よく、頭では理解してるつもりでもできてない人がいますが、それは問題外です。

武学では「やる」か「やらないか」しかなく、「できている」か「できていない」かのチェックしかありません。

調和した自他不敗のあり方が体現できているかどうか。

できてなければ、稽古していつでも自他不敗が体現できるあり方を磨くだけです。

自他不敗の体現者になる

人生というテーマにおいて、より良い人生を求めるあまり、他者と勝負して勝ち負けを競い合う世界になってきている印象があります。

しかし、そう言った勝負の世界から一旦外に飛び出してみることで、いかに狭い世界に生きていたのかを知ることになります。

自然界では、動物などの生命が共存共栄しています。

もちろん、食物連鎖において、弱肉強食という側面もありますが、こと人間においては、特に調和というのが大きな課題となっています。

そんな大自然の体現が自他不敗の体現なのです。

だからこそ、宇宙を体現する武術という酔八仙之術では、この自然の体現としての自他不敗をより高い精度で体現できるように稽古しています。

仮に、相手がものすごい悪者で、悪意を持って自分を攻撃してきても、その攻撃を全て無力化して、自他不敗を体現することができたとしたら、その悪者はもはや悪者ではなくなります。

相手を悪者にしないあり方、それも自他不敗の体現なのです。