自分で自分をコントロールする。

いわゆる自律という言葉がこの意味にぴったりですが、実際に自分で自分を100%コントロールできている人はどれぐらいいるでしょうか?

自律という言葉の意味について深く掘り下げてみます。

自分で自分を律すること

いわゆる自律という言葉は自立という言葉と混同されがちですが。

自立と自律は違います。

自立というのは自ら立っているという意味であり、依存せずに主体的に立てているということです。いわゆる経済的な自立などという言葉で使われます。

それに対して、自律は自ら律すると書きます。いわゆる自分で自分のことをコントロールできているということです。

自律よりもさらに深く自らのことを認識する必要がありますし、難易度は格段に高くなります。

自らの意思や意識を正確に把握しコントロールするということですから、並大抵の難しさではないかもしれません。

創造主である自分を正確にコントロールすること

武学では自分は神であるというベースに戻るところから始まります。

まずはこの世界を創造するのが自分自身であることを思い出さない限り、この世界のコントロール能力は0のままです。創造主としてこの世界を観ることで、初めてこの世界をコントロールできるようになります。

そして、この世界を創造するための自らをコントロールすることができるということは、この世界を自由自在に創造することができるということです。

これが何を意味するのか。

そんな自らをコントロールするということがどれぐらい難しいのか。

まずは鏡を見ずに、手を水平にあげてみてください。

いかがでしょう?正確に水平を体現できました?

少しずれたりしてませんでしたか?

多くの場合、自分のイメージと実際に体現した現象がずれてきます。このズレを無くすということが、自らを正確にコントロールする上での礎になります。

まずは物質的な身体を正確に使えること、あとは意識や思考などそこに合わせていくことで、この世界を正確にコントロールできるようになるためのベースが身に付いてきます。

難しいですが、やりがいはありそうですね!武学の稽古は本当に面白いです!