酔八仙之術における、5人目の仙人、何仙姑でテーマとなる手形。弥勒手。

そんな弥勒手の稽古は入り身がテーマとなります。

相手のセンターに入る

入り身とは合氣道の専門用語ですが、武術的に言うと、相手のセンターに入る感じ。

相手を外側から包み込み中心を制圧する意識・・・とでも言いましょうか。

実際にエネルギーを受けてみるとその違いにビックリすると思います。

イメージは相手に全身を掌握されたような絶対的な感覚。そんな感じでしょうか?

相手とわたしという分離感がなくなり、わたしもあなたもあなたです。言葉にするとそんな感じになります。

技がかかるというよりも、相手の身体の一部になってしまったような印象に近いです。

相手の中心と自分の中心

入り身の稽古として、酔八仙之術において弥勒手という手形の稽古の時に感覚を仕入れました。

それは、まさに相手の身体に入っていくような感覚だったのを覚えています。

逆に、自分の身体に相手を入れ込む入り身もあるような氣がします。

それは武学でいうところの正中と中心の違いのような感じ。

その意識的な違いを性格に把握しながら自由自在にコントロールできるようになるとさらに修練の度合いは高まりそうです。