人生はまず生まれる時に息をするところから始まります。
オギャーーー!
そして、死ぬ時には息を引き取る。まさに息に始まり息に終わる、それが人生です。
つまり息をコントロールできれば人生をコントロールできると言えそうです。
息を深く知ること
息とは呼吸のことですが少し趣が違います。
息とは自らの心と書きます。自分の感情や思考が表れたりします。
呼吸とはまさに、吐く吸うという循環を表しています。
そんな息と呼吸の違いを少し感じながら観察してみると、視点が違うので意識の合わせ方も変わります。
さて、呼吸という循環を繰り返しながら生きている我々ですが、そんな呼吸を逆にコントロールすることで、今まで目に見えなかった潜在意識を意識下に引っ張り上げることができる様になります。
それを稽古に取り入れることで、今まで自分が無意識におこなっていたことを修正することに使えたりします。
呼吸に合わせて動く稽古
普段、わたし達は生活の中で勝手に無意識に呼吸をしながら生きています。
知らないところ早くなったり、ゆったりしたり、浅くなったり深くなったり。
潜在意識が勝手にコントロールしていたもので、意識的に行うと人生がより豊かになる可能性があります。
そこで稽古の中で、呼吸を意識的に行いコントロールする稽古を行います。
動きに合わせて呼吸をする稽古
まずは歩くという動きに合わせて呼吸をコントロールします。
二歩で吸って、二歩で吐く。
四歩で吸って、四歩で吐く。
八歩で吸って、八歩で吐く・・・
このように歩行と呼吸を連動させていきます。
まずはこの「無意識にやってたことを意識的にやる」というだけで、かなり深い氣付きがあるはずです。
その中で、身体の不要な力みなどを感じ、取り除くといった稽古が人生にとってプラスの効果をもたらすかもしれません。
ぜひ試してみてください。