自分は無意識に自分の枠を作っています。
それは心理学ではコンフォートゾーンと言われたりしますが、平面的な印象を持ちがちです。
しかし、そういった自分の枠は至る所に存在していて、自分の可能性を限定してしまっています。
ですので、そういった無意識に作っている限界を認識して壊していくことで可能性を広げられるかもしれません。
無意識に作っている思考の枠
あなたは「自分はこういう人間だ」という認識がありますか?
僕はあります。いつもつきまとってきますが、そういった自分の枠を決めつける思考が自分の限界を作ります。
自分は無数に存在していて、目の前の人や出来事で色々な自分が現れているだけです。
昔の学生時代の友人と会う時に出てくる自分と、会社の上司と接する中で出てくる自分は違いませんか?
これは同じ自分と捉えるより、違う自分と捉える方がシンプルです。
自分が一人しかいないと考えることで、すでに色々な限界を生み出している可能性があることを認識します。
自分が複数いるという前提に立てば、自ずと自分の可能性は拓けます。
なぜならまだ未知の自分がいるかもしれないという可能性が生まれるからです。
あなたはどんな自分に出逢いたいですか?
自分の限界を壊す稽古
自分の限界を壊す稽古としてまず取り組みやすいのが、相手に自分の指や関節を曲げてちょっと痛いぐらいのところで止めてもらいます。
「これ以上曲げられたらやばい」という思考が、少し早めに限界を設定して、それ以上曲がらないように制止します。この現象は無意識のブロッキングシステムとでも言いましょうか、自己防衛のための仕組みとして身体に備わっているのです、
そういった、無意識の限界をまずは認識することで、自分の限界が無意識に決められていたことに氣付くでしょう。
あとは、その限界を認識した上で、深呼吸をしてゆっくり身体を緩めていくと、思いのほか限界以上に指や関節が曲がったりします。
もちろん、無理は禁物ですが、実際に何度も実験していると、自分の可能性は自分が思っている以上で、限界なんて幻想であったことに氣付きます。
自分で作った限界という幻想に囚われて、自分の可能性を殺してませんか?
武術の稽古を通じて、自分の可能性を拓いて、より面白い人生を実現していってください!