自転車に乗れること
自転車に乗る方法を説明すること
これらは似ているようで全く違います。
よくスピリチュアルな話を文章や言葉で説明する人がいますが、説明されればされるほど、どんどん分からなくなっていきます。そしてどんどん怪しくなっていきます。
武学体術はスピリチュアルな話を、目の前でやってみせる稽古をします。
さて、そんの「できる」ことと「わかる」ことにはいったいどんな差があるのか。
それは「感じること」と「考えること」の差に等しいです。
考えることと感じること
いわゆる心理学や宗教学のように思考を使った学問は確かに深い感動や氣付きをもたらしてくれます。
しかし、思考を使って学ぶことが世界から戦争を無くすことができないことは歴史が証明しています。
それは「わかっている」けど「できていない」状態だからでしょう。
武学体術で目指したいのは、「分からない」けど「できている」状態です。
これはかのブルース・リーが言った名言「Don`t think, fell」につながります。
考えなくていい。感じるんだ。
そうやって今の自分の感覚にもっと繊細に意識を向けられる人が増えたら、世界はもっと豊かに、もっと面白くなっていくのかもしれません。
感じることが大宇宙の調和に繋がる鍵になる
人間は、究極的には「感じるために」生きているのかもしれない。
これはわたしの最近の感覚ですが、考えるために生きていないことは明白だし、感じることにこそ人生の本質が詰まっていると感じます。
今という時間を感じ。
自分の周りの人との繋がりから、全人類、全生命、全宇宙との繋がりを思い出す。
これは全て「感じること」から始まります。
文章で書くと、めちゃめちゃ怪しくなりますが、わたしたちは身体でそれを体現する体現者です。
目の前で魅せること、今この瞬間に生きていることを「在り方」で証明し続けています。
機会があれば、一緒に稽古して、この深い感覚を共有して、世界をより面白くするための活動を一緒にやって行けたらと思います。