武術ではさまざまな手形を使ってエネルギーをコントロールしていきます。
その中で、五行と連動させた動物のエネルギーを手に宿す方法があります。
今回は五行と動物エネルギーを使った手形について深堀していきます。
手に動物エネルギーを憑依させる
動物エネルギーを宿す武術で有名なものに、蛇拳や蟷螂拳があります。蛇やカマキリのエネルギーを体現する武術ですが、洪家拳での基礎的な5つの動物エネルギーがあります。
火を克する水のエネルギーが蛇
水を克する土のエネルギーが豹
土を克する木のエネルギーが虎
木を克する金のエネルギーが龍
金を克する火のエネルギーが鶴
このような相克関係と動物のエネルギーの関係図があります。
それぞれが相克関係になってますのでどれが強いとか、そういったものではなく、いずれのエネルギーもしっかりと使えるようになっておくことが重要です。
DNAにスイッチを入れる
武術の手形はその形をもってDNAにスイッチを入れる効果があります。
例えば蛇の手形にすると、身体の蛇スイッチが入り、そのエネルギーを感じた相手のDNAにも蛇スイッチが入ります。つまり、DNAに刻まれた「蛇に噛まれた記憶」が呼び起こされ、身体が硬直するのです。
ですから、蛇の手形での稽古をしたことがなければ、その瞬間に相手によってコントロールされてしまうので、しっかりと蛇の手形でのエネルギーの制御を稽古しておかなければいけません。
そして、それらは相克循環になっているので、蛇だけ稽古してると豹のエネルギーで克されてしまうので、五行全ての動物エネルギーをしっかりと使い分けられるようになる必要があります。
そして、それら動物エネルギーを憑依させた瞬間にDNAにスイッチが入る感覚を何度もインストールすることで、瞬時にそのエネルギーを手に宿すことができるようになります。