武術はエネルギーコントロールの稽古です。

それは自らのエネルギーもそうだし、それに付随する相手のエネルギーのコントロールでもあります。

腕を掴ませてコントロールする

相手に腕を掴ませるというのは感覚的には釣りに近い感じ。

相手が腕を掴むという未来を設定してエネルギーの罠をかけておく感じ。

そうすると相手は簡単にコントロールできてしまいます。

それはゼロ化ができている前提ではありますが。ゼロ化してると相手と調和して一体となります。

相手は自分が掴んでいるのか掴まされているのかわからなくなり、いとも簡単にコントロールされてしまいます。

掴ませる方の「掴ませている」という意識と未来設定がそうさせます。

未来を創りコントロールする

武学は今しかありません。過去も未来もつくりもの。生きられるのは今だけ。

その今、未来を創造して設定する。

そうするとその未来からエネルギーが流れてくる。未来を創るための今になる。

それが体術やるとよくわかる。

イメージが出来上がっているからエネルギーが濃くなっていく感じ。

エネルギーは意図に従う。意図された未来を創るためにエネルギーは創られる。

未来はそうやって創られていく。それをどう活用するのか。

それが武学を志すものの命題である。