酔八仙之術の稽古では、上善如水を体現することを目指し、水の能という稽古をします。
水の能とは、水の特徴である「温度によって形態を変える特性」を体現することです。
主に固体・液体・氣体という3つの要素をさらに3つずつに分け、9つの要素を稽古していきます。
氣体のコントール
酔八仙の稽古では水のようになる稽古をしますが、その中でも最も高度な技術を必要とするのが氣体のコントロールです。
固体、そして液体の稽古がマスターできると今度は氣体のコントロールです。
いわゆる非接触でのコントロールになるので、合氣道の動画などで見たことのある、非接触で相手を投げたりする技を始め、遠隔でのコントロールに至るまで、広く稽古していくことになります。
ただ、これらは全て、固体での稽古がベースにあるので、固体でのエネルギーコントロールができない人には、絶対にできません。
究極は素粒子になる
酔八仙之術では自分の身体を精密にコントロールしていくことを稽古します。
いわゆる、外功と内功という2つの面から稽古します。
外功とは見た目の功夫で、表演武術などがこれにあたり、見た目の綺麗さを練り込んでいきます。
一方で、内功とは内部に流れるエネルギーの習熟であり、量子力学を体現するための重要な要素を稽古していきます。
それは意識のコントロールであり、粒子の「波であり粒である」という特性を身体でコントロールしていく、深い稽古です。
そして、粒であるという特質を最大限まで高めていくと、「氣」を「炁」というレベルまで粒子を小さくコントロールできるようになってきて、意識を粒子として転送したりすることができるようになります。
全ては意識のコントロール。
武術の稽古は練り込めば練り込むほど深くなっていきます。