心意六合功。

それは武術における基礎であり奥義。内部のエネルギーコントロールを体得するための6他の要素を立体的に身につけていきます。

その中でも最も重要と言っても過言ではない息の秘伝とは。

心意六合功「息」の秘伝

息とは「生き」すなはち、生き方そのものが表れています。

そんな息には面白い特徴があります。

息を吸うときには交感神経が働き、身体は緊張しやすくなります。

逆に息を吐くときには身体は弛緩に向かい、副交感神経が優位になります。

そして、息は意氣。イマジネーションとエネルギーを司ります。

つまり、息が止まるとエネルギーが止まります。

意と氣をコントロールする

意図的に呼吸を使うことでさまざまなことが可能になります。

例えば相手からバイオレンスが入ってくると、ほとんどの人は呼吸が止まります。

そのときに、相手からバイオレンスが迫ってきたときに息を吸って、バイオレンスが接触したときに息を吐くとあら不思議。

相手に緩みが伝わり相手のバイオレンスが軽減してしまうのです。

そこにさらに意識でビジョンをアップロードして相手が床に寝転んでいるイメージがつくれたら、相手は床に寝転んでいるかもしれません。

このように対人での運用を通じて、自分の意識とエネルギーのコントロールを稽古していきます。