武学体術の面白いところは、ボディを使って見えないエネルギーをコントロールすること。

そして、見えないエネルギーを活用して志を成就するためにエネルギー循環を起こしていく、高等技法です。

内在する感情エネルギーを掴む

人間の感情は身体に付随する見えないエネルギーです。

多くの人は感情をコントロールできず、感情に振り回されていたりします。

それは感情の本体を掴めていないからです。

感情は身体に付随します。

つまり、身体の姿勢や態勢によってその感情が現れるということ。

たとえば、にっこり笑った状態で怒ろうと思っても難しいでしょう。

逆にガッカリ落ち込んだ姿勢で喜ぶことも難しいでしょう。

このように姿勢や態勢に感情が付随しています。まずはそこを理解するところから始まります。

つまり、身体の姿勢をコントロールすることで感情をコントロールすることができるということです。

感情エネルギーをコントロールする

感情は行動の源泉です。

感情が動くから行動するエネルギーが生まれます。

要するに感情をコントロールすることができれば、自分の行動をコントロールできるということです。

なので、その感情をしっかりと掴み自らの志成就のために活用していくということ。

エネルギーが乱れて、物事がうまく進まないときは自分の感情エネルギーを整えて前進させるための推進力を産む感情にセッティングすること。

それを武術では型を使って行います。

洗練された感覚にセッティングしたいなら長拳。

荒々しく前進するエネルギーを産みたいなら洪家拳。

調和する在り方にセッティングしたいなら太極拳など。

このように姿勢や態勢、動作によって感情はコントロールすることができます。

ぜひお試しあれ。