武学の稽古は必ず非言語対人が基本となります。
いわゆる瞑想も1人でやるのではなく、対人での瞑想となります。
対人でやるメリットは常に正しさを共有できるというところ。
できてるつもりにならないところです。
対人活瞑想とは
瞑想って言うと、いわゆる座って1人でやるものというイメージがあるのではないでしょうか?
元々、達磨大師が中国に伝えた座禅が巡り巡って日本に瞑想という形で伝わったので、ある意味で座禅が瞑想となりますから、座って1人でやるものというのが正しいかもしれません。
しかし、その瞑想は1人でやるので、正しくできているのかどうか分かりづらいもの。
ですので、できてるつもりになりやすく、実は全然違うことをやっている可能性があるということです。
そこで武学の稽古は対人活瞑想で瞑想をします。
これはつまり相手を通じて自分の瞑想状態を証明し続けながら動くということ。
ですので、出来てなかったら相手との間で瞬時に体感を通じて誤りを理解できます。
相対力学で正しさ証明する
自分の正しさを自分だけで証明することは不可能です。
国同士の争いを見ていれば分かると思いますが、A国で正しいとされていることも、B国では正しくない、むしろ悪とされている。
そのことを理由に争うというケースが沢山あります。
どこそこの場所はうちの領土だ・・・など。
つまり正しさは自国だけでは証明できないのです。
そういった争いの歴史から生まれたのが武学ですので、正しさは必ず相手を通じて証明していきます。
そうすることで、相手との争わないで調和し仲良くなるという方向性にエネルギーが働くようになるのです。