苦遠楽向

ひとは苦しみから逃れ、楽な方向に向かう性質がある。

そのことを言葉にしたのが苦遠楽向です。

苦遠楽向とは

苦遠楽向とは、人の性質を表していて、苦しみから逃れ、楽へと向かうと言う傾向を表しています。

楽へと向かう前に苦しみから逃れていない限り、なかなか楽へとはむかわない。

自分の人生を振り返っても、どうにか苦しみから逃れようとする行動の方が多く、よりパワフルな感じがあります。

武学的にも闇から光なのでそう言った意味でもパワーが出やすいのかも知れません。

そうやって闇をしっかりと認識して対処すれば自ずと光に向かうのでしょう。

苦遠楽向とビジネス

もしあなたが、ビジネスをしてるのであれば十分注意しないといけないことがあります。

それは、楽しい、面白いということをテーマにしたコンテンツではなかなか難しいということ。

それは人間の性質に由来していて、楽な方、楽しい方に向かう以前に、苦しみから逃れたいという方向に向かうからです。

苦しみから遠のいていない限り、なかなか楽に向かえないと言うこと。

しかし、中には楽に向かう人もいて、そう言った人たちを世の中では「イノベーター」などと呼んでいます。

そういうことで、ビジネスをやる場合にはまずは苦遠から入り、ユーザーの「苦」を取り除いてあげるビジネスがうまく行きやすいと言えます。