遠隔ヒーリング、陰陽術・・・
非接触でのエネルギーコントロールは非科学的である、というような印象も根強くあります。
しかし、武術の稽古をしていると、接触と非接触がそこま大きく違うものでもなく、実はかなり科学的な再現性と普遍性を持って証明できることがわかります。
今回は非接触でのエネルギーコントロールについて触れていきます。
接触して相手をコントロールすること
接触して相手をコントロールする。
武術の稽古法である接触回避によって、相手の中心とコンタクトする感覚を身につけていきます。
相手との直接接触によって、エネルギー交流をしながら、相手をコントロールする方法を体得していきます。
この直接接触によって相手をコントロールできないうちから、非接触でのコントロールは不可能です。
もしできる人がいたとしても、そこに再現性や普遍性は皆無です。
ですが、直接相手をコントロールできるようになると、その感覚を持ったまま非接触の領域に入っていくことができます。
まずは1mmだけ相手と離して、非接触の領域へと入っていくのです。
空間を転送して相手に入る
相手との距離が0、要するに接触してる状態であれば、自分の意図が入りやすいのは稽古してれば感覚として理解できるはずです。
相手との距離が、0から1になった時に、初めてその繊細さや正確さをより要求されるようになります。
雑に稽古してると、非接触ではその繊細さからなかなか上手くいかないことも出てきます。
ですので、より正確に自分の在り方、要するにゼロを体現することで、非接触でも全く同じようにエネルギーコントロールができることを認識できます。
そうすれば、あとは距離を離していくだけです。
相手に「寝転がって欲しいなぁ」という意図を伝播させれば、その意図が相手に入り、寝転がるという事象を体現することが可能になります。
これはまさに空間に意識を転送して相手に入れる、陰陽術の領域となります。
あとは距離を離していけば遠隔ヒーリングのようなことも正確にできるようになるかもしれません。