武学ではまずゼロ化の稽古から始まります。
ゼロというのは、無限大と同義であり、わたしが全てであり全てがわたしであるという状態です。
その状態であれば全てをコントロールできるようになります。
相手を破壊できるけど敢えてやらない世界観
武術での稽古は殺傷術のようなものもたくさんあります。
しかし、それらは目的次第で闇にも光にもなります。
それは包丁と同じで道具なので目的意識が非常に重要です。
相手を殺す意図を持つと凶器になりますが、相手に料理をふるまい喜んでもらう意図を持てば、素晴らしい動画になります。
同じように、世界をより良くするために殺傷術を学べば、それは同時に相手を癒す術にもなる、ということです。
相手を破壊することもできる術を学びますが、実際に使うかどうかは主体的に決めるということです。
ですから、武学を学ぶためには志が必要で、徳を積んだ人間にしか探求する資格がないということです。
ゼロの状態になると身体が覚醒する
ゼロの状態。
それは思考がクリアリングされ、ただ感じることだけが残る世界。
まさに「考えるな、感じろ」の世界観です。
その状態では身体が覚醒し出し、脳をコントロールしはじめます。
相手との調和を体現し、全てとのムスビが起こります。
そうすると相手に打撃を1秒間に9発入れたり、思考では到底起こさないような現象を起こすことができるようになったりします。
この覚醒状態が武術の稽古の基礎であり、この覚醒感覚をどんどん磨いていくことで、やはり面白い世界が実現するかもしれません。