天人統合禮法によるゼロ化。

それが武術の稽古での基本であり奥義です。

そんな天人統合禮法によるゼロ化がきちんと体現できているとどうなるかについて深掘りしていきます。

ゼロ化が出来ていると関節技もスイスイかかる

天人統合禮法は9つの禮法のパッケージであり、それぞれでゼロを深めていくことで、より繊細で深いゼロの世界に入り込みます。

そして、そのゼロの状態とは全てと調和する在り方であり、和を体現している状態です。

その状態では、全てとムスビが起こる状態であり、全てと同化してしまうようなエネルギー状態になります。

そうなると例えばその状態で相手に関節技をかけたら、相手はその関節技を掛けてるのは「自分なのかもしれない」という状態になり、自分がかけた関節によってコントロールされてしまうという不思議な状態になります。

抵抗する理由がなくなるので関節技もスイスイとかかるようになります。

全てと調和する在り方

関節技をかけるというのは、1つの表現であり、稽古の目的は「ゼロセンス」を磨くことです。

ゼロセンスとは、自分自身を禊いでゼロの状態をキープし続けるセンスです。

究極のゼロを目指して、0.1、0.01、0.00000001、0.000000…000001とどんどんゼロを増やしていくこと。そしてその状態をキープできる在り方を磨くこと。

ゼロセンスが磨かれていくと、どんどんと調和する在り方が体現できるようになります。

そして究極のゼロを体現すれば全てと調和する在り方になります。

それはまさに自然そのものであり、不自然なものがないまさに超自然的な在り方となります。

全てと調和しより良い世界を創造し宇宙に貢献する。そんな在り方を目指したいですね。