宇宙の確実性。

それは、明日も朝起きたら同じ布団の中に目覚めるように。

その確実性の中で捉えること、逆に言えば不確実なことで自分の人生を左右されないことが重要です。

宇宙の確実性について

宇宙は数字でできています。

自分の部屋は四隅があり、この世界は3次元空間によって物理世界が生まれているし、受精卵は細胞分裂して、1個が2つ、4つ、8つに分裂していくし、数字はこの世界を支配しています。

逆に言えば、この数字による支配が宇宙の確実性を生んでいると言っても過言ではありません。

そして、武学ではこの確実性によって常に捉えていくということです。

逆に言えば、不確実なものによって自分をコントロールさせないこと。

例えば、メディアが流す報道などは不確実性の極地。

正しいかどうかわからないけど、正しいと思わせるには十分すぎる存在感がありますから、多くの人はコントロールされるでしょう。

しかし、宇宙の確実性で捉える稽古を積んでいると、それが一次情報でない限り、常に「正しいかもしれないし、間違っているかもしれない」という捉え方ができるようになります。

その在り方が最低限のマインドセットとなるのかもしれません。

わからないのが正解

武術の稽古を始めたてだと、どうしても自分の経験の中に当てはめてわかろうとします。

分けるというのは、分離させる作業なので、全体情報から分離させて「分かる」という感覚を生み出します。

つまり、全体情報はどんどんわからなくなっているということです。

分かれば分かるほど、分からなくなる。

なんだか禅問答のようですが、これが真理です。

宇宙という全体情報を理解するためには、わからないことが重要であり、逆に「できる」ことをよしとします。

それは今ここでできているということは、ある意味でわかったからかもしれないからです。

しかし、分かってるけど、できていなければそれはわかっていないことと同義ですから、稽古して出来るようにするしかありません。

このように武術の稽古では、全体情報を掴むためにあえてわからないようにし、稽古を積みできることを目指していきます。

そして宇宙の確実性のもと、できることを目指して稽古していると、徐々にできてきます。

その時に初めて、宇宙の真理に近づけるのかもしれません。