強さとは。

愛とは。

そんな本質的な疑問に対して体術のプロが解説すると視点がまた違って面白いです。

そんな酔拳の達人であるレノンリー老師が説く、強さと愛について。

強さとは

多くの人が、強くなる=筋肉をつけてパンチやキックを鍛えることだと勘違いしています。

しかし武学を学び、実践していくとこれが大きな間違いであることに氣付きます。

まず、相手が自分より大きくて筋肉があったらどうするのか?

さらに筋肉つけて大きくなる?

それだと、相手が武器を持ってたり、相手が集団で襲ってくる場合はどうなるのか?

強さとは相手によって変化できること。

そして相手より弱くなること。

どんなにでかい象だって小さなウィルスには勝てません。

強さとは・・・そんな本質を体現できるのが武学の大好きなところです。

愛とは

次は愛について。

愛とは禮によって体現される。

物質的なものであり、つまり行動です。

「愛しているよ」という言葉だけではなく、実態として行動することが愛なのだとか。

そして愛には小愛と大愛があり、小愛は「自分の妻や子供を愛している」という限定的な愛です。

大愛は「全てを自分だと思って愛する」ということです。

分離させて愛するから戦争が生まれます。

しかし、他国の子供たちを自分の子供と同じように愛していたら戦争は起こらないでしょう。

今の争いはこういった分離感から生まれていて、この分離こそが全ての問題の根源。

分離させずに行動に移すこと。これが愛なのかもしれません。