武術には站椿功(タントウコウ)という稽古法があるのですが、内容としては「(地球に)まっすぐ立つ」ということです。
要するに、ちゃんとしたバランスでまっすぐ立てたらOKなのですが、実はこれがなかなか難しかったりします。
この記事では、まっすぐ立つことの深さや站椿功のやり方についてご紹介します。
地球にまっすぐ立つということ
地球にまっすぐ立つこと。実は、それはとても難しいことかもしれません。
普段、わたしたちは二足歩行で、二本足で立っています。
立つということを日々やってるので、いつの間に正しく立てていると思い込んでいたりします。
しかし、実はよく見ると前のめりだったり、左重心だったり、右重心だったり、後ろ重心だったりすることもあります。
そのバランスを整えることで、まっすぐと地面に立ち、本当の意味で自立・自律して生きていくことができるようになります。
站椿功のやり方
最も簡単な站椿功のやり方についてご説明します。
まず腰幅で立って、自分のバランスを観ます。
前後、左右に重心を動かしてみてバランスがどのようになっているのかを観察します。
次に上下、そして回転。
身体を動かしてその状態をチェックします。
そして5番目は解放。
エネルギーを弛めていき、無駄な力みを解放して弛緩させていく。
その時に自分の腰に座るイメージで立ちます。
それができたら、今度は呼吸に意識を向けます。
基本的な站椿功のやり方は以上です。
下記の動画は酔拳の元チャンピオンで、数々の武術を習得したレノンリー老師の站椿功レクチャー動画です。
具体的なやり方が載ってますので、ぜひご覧ください。