酔八仙之術(酔拳)の講座では8人の仙人に対応して八大手という8つの手の形があります。

そしてその八大手という手の形に連動して、それぞれ站椿功があります。(具体的には7種類の站椿功をやります)

その中で、漢鍾離という酒がめを抱えた仙人の手の形が抱樽手です。

その抱樽手でやる站椿功のやり方を詳しく見ていきます。

抱樽手での站椿功

まず、基本的な站椿功のやり方を押さえた上で、ニュートラルで地球に対してまっすぐ立った状態で手を抱樽手にします。

いわゆる、オーソドックスな站椿功のスタイルですが、ここに樽を抱えている意識が入ることで、その内側がサンクチュアリ(聖域)となります。

これは酔八仙之術の秘伝であり、漢鍾離の技術の運用に繋がります。

このエネルギーは対人稽古で練り込んでいく必要がありますが、日々の站椿功の中でも対人稽古で培ったエネルギーを応用して自主稽古するとより深いエネルギーを身につけることができます。

それでは、抱樽手での站椿功の具体的なやり方を見ていきましょう。

抱樽手の站椿功のやり方

まず押さえておきたいのが、丹田の意識と、その場所です。

いわゆる丹田は下丹田と言われています。

そして第4チャクラ付近にある中丹田。

その中丹田のさらに上にある上丹田。

基本的にこの3つになります。

太極拳や大成拳では中丹での上や下という少しずらした場所で站椿功をしたりするようです。

酔八仙之術では中丹田から少し上付近(第5チャクラ)で站椿功をします。

この時に、肩を落として手や腕に緊張が入らないようにします。

そして、腰に座るような感覚で少し膝を緩めてニュートラルな状態をキープします。

站椿功とはつまり立禪のことなので、立ったまま禪の状態を保つことになります。

穏やかでたおやかな心の内側を体現する感覚で、穏やかさを保ちます。

この時、できれば対人でチェックして相手にエネルギーがかえることを確認するとより良いでしょう。

ということで、本日は以上になります。

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