武学の稽古法の1つに言語を使った意識操作があります。
その1つに主体言語というものがあります。これがまた奥深くて重要なことです。
主体言語を使って創造主としての意識を覚醒させる
言語を使うことで人間の意識は変わります。
武学では主体言語という概念で意識を変容させていきます。
それは、目の前に起こるすべての事象の主体を自分がとる言葉です。
例えば、夏の日の蚊に刺させても「蚊にささせた」と言語変換していきます。
誰かに悪口を言われても「悪口を言わせた」という感じです。
全てを自らが主体的に起こしているという言語に変換していきます。
最初は慣れないかもしれませんが、常に主体言語に変換する癖をつけていくと、徐々に意識も変容していきます。
そうすると、すべての事象を自らが創造している感覚が訪れることがあります。
それが1つの目安になります。そこからはその創造主としての感覚をより濃く感じていけるように稽古するだけです。
武学の稽古は創造主としての意識のコントロール
武学では常に主体言語で捉えながらの稽古になります。
少しでも主体が弱まると途端に相手にコントロールされてしまいます。
そうならないように常に主体意識をキープしながら対人稽古を行います。
そうすることで、創造主としての意識が覚醒していきます。
そして人生に起こるすべてのことを自らが何かの意図を持って創造しているという感覚になれば、きっと人生がもっと面白くなっていくはずです。