武学の稽古ではかなりバイオレンス強めで稽古することも度々あります。
もちろん、お互いに怪我をしないように相手を思いやる氣持ちを持つ前提でやりますが、かなりヘビーな稽古も少なくありません。
バイオレンスがDNAを覚醒させる
身体に眠る叡智を覚醒させることなく死んでしまう人が多くいます。
しかし、身体には無限の可能性が眠っていて。それを叩き起こすことができれば人生はより面白くなります!
そこで、武学の稽古では通常の世界に生きていては感じることができないような「圧」をかけて稽古することがあります。
それはしばしばバイオレンス強めで、例えばお腹を強めに殴ったり、関節をきめたり、首を絞めたり。
そういったバイオレンスが身体のDNAを、少しずつ覚醒させていきます!
ストレスによって身体の細胞が開いていく感覚です。
内部記述の書き換えで起こる現象
バイオレンスが強くなってくると、どんどん意識的に追い込まれていきます。
「あ、やばい」「締められる」「苦しい」
そういった思考が入ると、身体がより緊張して固まっていき、不利な状態になってしまい、益々状況は悪化していきます。
しかし逆に、相手からのバイオレンスで内部の記述を変換することで身体の反応は変わります。
相手に首を絞められても「首を絞めさせている」と言語記述を変換することで意識も変容していきます。
そうすると、その意識の変化で身体も変化します。身体の細胞が開いていくことで身体の緊張が緩んで、筋肉が柔らかくなっていくのです。
そうすることで、状況が変わる。そんな経験を積むことになります。
バイオレンスによって身体の可能性が引き出されていくと、人生における可能性も開いていくので面白いです。