武術の入門の仕組みはかなりシビアです。

多くの場合は門の中に入るどころか、門を開く開門すらできないかもしれません。

開門できるのも入門できるのも、実際に「できる」人だけです。

武学体術の基本は1%と99%

武学体術の開門・入門は割とオープンに開かれている印象です。

しかし、基本は変わりません。

それは「今できるかどうか」

今でなければ、いくら練習していても無意味。なので、今できることを目標として稽古をしていきます。

そこで1つの考え方として、仕入れ1%と体得活用99%というものがあります。

いくら仕入れても、体得稽古をしないと身につきません。

ですので、仕入れ稽古をしたらさっさと体得活用稽古をしないと入門できないのです。

そして、入門してさらに体得して功夫を積んでいくことで、師匠から秘伝を授かり、全てを授けると皆伝ということになります。

その皆伝者は次の新しいものを、創伝していくという流れになるのです?

道を創る

技を体得して達人となったものは、次の新たな創造をしていくことになります。

それがその人の道となります。

柔道も剣道も花道も茶道も、先駆者が拓いた道ということです。

多くの人は誰かが創った道を歩いています。

しかし武学はその道を創る側の学びです。

武術を学び武道として道を創った先人たちがいたように、我々も道をつくり世の中をより面白くしていきましょう。